【組合設立の目的】

厚生労働省の 2021 年雇用動向調査によると、個人的理由で離職する労働者のうち全国で「介護・看護」を理由とする人は約9万 5千人にものぼります。
人生 100年時代といわれて久しくなり、「介護」というキーワードは、避けては通れないものとなりました。その一方で定年制の延長や公的年金の支給開始年齢の改正など、雇用環境も劇的な変化を遂げています。
介護と仕事の両立支援を考える、この機運が高まりつつあるなか実際に介護問題に直面する労働者は今後の「人生をどうしたら良いのか分からない」状態に陥っており、また社会や経営者も「どうサポートしたらよいか分からない」状態にあります。
当組合は、家族介護と仕事の両立に不安がある労働者や家族介護を理由とする望まない離職を防ぎたい経営者等に対して適切な助言をおこない、超高齢社会における家族介護のあり方を実践する「 道 し る べ」役として設立します。

参考:厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概況」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/22-2/dl/gaikyou.pdf)

一.当組合は、介護問題に主体的に向き合う社会の実現に向けて貢献することを目指します。

一.健康経営を目指す経営者を環境構築、実践の両面でサポートします。

一.労働者が望まない介護離職を選択するのではなく、希望に応じて働き続けることができる職場環境の実現を支援します。

一.行政機関等に対しては、個々の企業では解決できない課題について積極的な提言を行うなど、「介護と仕事が両立できる社会の実現に向けた啓発活動を行います。

【組合員について】
当組合は、組合員が業務に専念することができる環境を整備し、提供するように努めます。
組合員は、専門家として常にスキル向上に努めると同時に、組合が定 める品質基準を遵守し、信用保持に努めます。