こんにちは、大城です。
去った7月17日海の日、愛知県へ行ってまいりました。
その目的は「仕事と介護を考えるフォーラム」への参加。去年9月に沖縄で開催した第1回目、今年3月に北海道で開催した第2回に続く第3回は、ものづくり産業の地 愛知県での開催となりました。
回を増すごとに熱量や関わる人の数も増えていくこのフォーラム。企業と従業員の「#仕事と介護の両立」を支える産業ケアマネやワークサポートケアマネジャーを中心に、企業経営者さま、社労士さま、更に「介護当事者」の立場からも参加と、見逃せないものとなりました。
私大城も第2部フォーラムディスカッションにて、産業ケアマネの立場からお話をさせていただきました(フォーラム内容や登壇者詳細は下部をご参照ください)感じた事や伝えたい事は沢山ありますが、その中でも最も印象に残った言葉。それは家族介護当事者 小島さんのお話でした。
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家族介護当事者、小島さんより
会社に家族の介護のことを伝えるのは勇気が必要。上司に相談をしたときに、第一声「大変だったね」と私の話を受け入れ、労いの言葉をかけてくれた事が嬉しかった。続けて「どうやったら仕事を続けられると思う?」と意見を聞いてくれた。その後から道が開けた気がした。
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相談を受けた上司はもしかしたら「#仕事と介護の両立制度」を知らなかったかもしれない。具体策をもっていなかったかもしれない。それでも、介護をしながら働いている不安真っ只中の従業員の心を救いあげたような印象を受けました。
介護離職に至った方の中には「#誰に相談したら良いか分からない」ことで、誰にも相談できず、職場に迷惑をかけたくない想いから離職を決意している人が少なくありません。まず、ここを回避する事ができればその後の動きも変わってくると、小島さんのお話を聞き確信する時間となりました。
しかし、企業にもそれぞれの課題がある事もわかりました。「社会背景や高齢者を抱える家族個人(従業員)の置かれる心身状況について理解し、企業が支えていく必要があると感じながらも、どのように取り組めば良いのか分からない状況。また、中小企業にとって「介護離職」以上に優先順位が高い課題が多くあり、その整理も必要。まずは従業員達に会社が取り組んでいきたいと考えていることを伝えていく事から始めたい。」という声をいただきました。
産業ケアマネとして、企業の負担少なく取り組んでいけるよう模索する必要があると感じました。動きながら、随時活動報告させていただきます
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【フォーラム内容】
2023年7月17日(月)13:30〜16:00
■1部基調講演「介護のある働(生)き方」
株式会社シャカリハ代表取締役 三浦浩史 氏
https://syakariha.com/
■2部フォーラムディスカッション
フォーラムコーディネーター 前田麗子 氏
株式会社わがんせ/ケアマネジャーを紡ぐ会/
岡崎市議会議員/介護と仕事を考えるフォーラムin愛知実行委員長
◯家族介護当事者 小島麻紀子 氏
◯企業・経営者
下村泰広 氏 株式会社サンクレール (業種:パン、スイーツ製造販売卸)
◯企業・経営者
濱垣一郎 氏 師勝化成株式会社/株式会社つくらぼ/株式会社グローイング
(業種:製造業、自動車部品、医療部品、住宅設備品等)
◯社会保険労務士
馬場清人 氏 株式会社ESサポート/馬場社会保険労務士事務所
◯ワークサポートケアマネジャー
三浦浩史 氏 株式会社シャカリハ
◯産業ケアマネ
大城五月 合同会社hareruya/おきなわ仕事と介護両立サポート協同組合
■3部グループワーク
会場内で感想、意見シェアタイム
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最後まで長文ご覧いただきありがとうございました